Q -よくあるご質問

「ラック鍍金」の治具とは？

A -プレス表面処理一貫加工.comからのご回答

「ラック鍍金」とは、製品を治具に吊下げて鍍金を行う方法で、この治具は一般的に「ラック」、「タコ」、「ハンガー」とも呼ばれます。又、この治具に関しても製品形状に合わせ様々な種類があり、1つの製品を複数ヶ所引掛けて行う治具、内部に鍍金厚みが必要な場合に使用される補極付治具、接点跡を残したく無い場合に使用される可動式治具等がありますが、要求される仕様の難易度が上がる程、それに見合った治具が必要となると共に、その仕様に限られた専用治具となりますので治具製作費用が高騰致します。

尚、治具を適正な使用方法、管理方法（メンテナンス）で維持していくことも重要となり、これを疎かにすると、治具のコーティング部（治具に鍍金が付かないように施す膜）にひび割れが発生し、薬品のシミ出し等で製品品質に悪影響を与えてしまいます。更に治具のコーティングされていない部分に関しては、製品と同じ様に鍍金が施されていくので、そのままにしておくと接触不良や電流効率の低下等で鍍金に悪影響を与えます。

プレス表面処理一貫加工.comでは、過去の実績から得たノウハウをもとに、お客様との事前協議を行い製品形状に合わせた最適な治具「ラック」「タコ」「ハンガー」を提案させて頂きますので、お気軽に御相談下さい。