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プレス表面処理一貫加工.com よくある問合せ
Q -よくあるご質問
バイポーラ現象は何故起きるのですか？
A -プレス表面処理一貫加工.comからのご回答
| 電気めっき加工をする時、陰極（めっきをしようとする金属素地側）、陽極（めっき金属側）とをめっき液中に設置します。 |
| 通常時は、通電する事により、溶液中に陽極よりめっき金属がプラスの電荷を持った陽イオンとなり溶け出し、陰極では、マイナスの電荷を持った陰イオンが発生し、溶け出した陽極側のイオンを受け取って、めっきをしようとする金属素地表面に、めっきが析出されます。 |
| めっきしようとする金属素地が、浮遊・引っ掛かり等の原因で、無通電状態になると、金属の陽極側に近い所がマイナスに、陰極側に近い所がプラスに帯電するようになり、同金属内にて、二つの極を同時に持つこととなります。（添付資料右参照） |
| この現象が、バイポーラ現象（双極現象）と言われる現象です。 |
| 陽極側に近くマイナスに帯電した側では、還元反応による金属の溶け出し（電析）や水素ガスが発生し、陰極側に近くプラスに帯電した側では、酸化反応による酸化溶解や酸素ガスが発生するようになり、密着不良・外観不良などの、トラブルの原因となります。 |
| また、上記現象中、通常通電になる事もあり、その際は二重めっきとなり、層間剥離（めっき皮膜間での剥がれ）の原因にもなります。（添付資料左参照） |
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