Q -よくあるご質問

めっきの陽極金属材料とは？

A -プレス表面処理一貫加工.comからのご回答

電気（電解）めっきでの陽極金属材料について説明致します。

電気（電解）めっきは金属イオンを含んだ電解液（電解質溶液）に被めっき物を入れて電流を流すことで電気分解を発生させ、自発的には進行しない酸化還元反応を電気の力で補って、被めっき物の表面に目的の金属を還元析出させる表面処理技術です。

具体的には、
両極間（陰極＝カソード・陽極＝アノード）に外部直流電源を接続し電圧を与えて電流を流します。
陰極では還元反応が起き、めっきしようとする金属が析出されてめっき皮膜に変化します。
一方、陽極では陰極での還元反応と同時に酸化反応が起きて電解液の中に金属が溶解していきます。

陽極金属材料とはめっきが進行することで電解液中の金属イオンを補う役割を持っています。
上記で用いられている陽極金属材料は、可溶性陽極（めっき液に溶解する陽極）となりますが、めっきの種類によっては不溶性陽極（めっき液に溶解しない陽極）と呼ばれる金属を扱う場合もあります。

各めっき種類における陽極金属材料を一例として下記に記載しておりますので参考にしてください。

プレス表面処理一貫加工.comでは、高純度な陽極材料の選定及び受入検査を行うことで、弊社の各種めっき工程（ニッケルめっき、亜鉛めっき、スズめっき、金めっきなど）で安定した高品質なめっき処理を可能としております。また、金型設計、金属部品機械加工、パンチングプレスなども行っておりますので、プレス・めっきについてお困りの際はお気軽にプレス表面処理一貫加工.comにお問合せ下さい。

※関連項目：電気めっきってなんですか？