Q -よくあるご質問

亜鉛めっき上の3価クロメート処理の使用用途及び種類の選択について

A -プレス表面処理一貫加工.comからのご回答

3価クロメート処理（3価クロム化成処理）とは、
3価クロムを含む溶液に浸漬させることで金属表面に化成被膜を形成する処理となります。
鉄鋼上の亜鉛めっきには犠牲的防食作用があり、鉄の腐食を防止することが出来ますが、亜鉛めっきのみによる使用用途は少ないため、3価クロメート処理を行うことでめっき皮膜の耐食性を高めると共に外観性も向上させています。
3価クロメート処理による外観には、主に有色クロメート・光沢クロメート・黒色クロメートの3種類があり、使用用途に応じて選択することになります。

下記に当社での3価クロメート処理による使用用途及び種類について記載していますので参考にして下さい。

上記記載の他、クロメート処理には6価クロムを含む6価クロメート処理もあり、従来より様々な分野で幅広く使用されてきましたが、人体・環境への負担が大きいことから使用を控える傾向が高まり、3価クロメート処理に移行されてきております。移行開始当初は、外観・耐食性・コストなど不安定で劣る部分も御座いましたが、現在では技術改善が進み、安定した品質でご提供させて頂いております。

また近年では、外観やデザインに応じて選択されることが多くなっていますが、同じクロメート処理でも使用する薬剤メーカーにより、色調などが変わることがありますので、外観を重視される場合は、ご発注前にサンプル試作をご検討下さい。

プレス表面処理一貫加工.comでは、環境負荷物質である6価クロムを含まない、3価クロメート処理の有色・光沢・黒色の技術を確立しており、高品質な製品をスピーディーに提供いたします。