機械設計技術者のための産業用機械・装置カバーのコストダウンを実現する設計技術ハンドブック(工作機械・半導体製造装置・分析器・医療機器等)
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プレス表面処理一貫加工.com よくある問合せ
Q -よくあるご質問
プレス加工における『しごき加工』とは?
A -プレス表面処理一貫加工.comからのご回答
●しごき加工とは
アイオニングとも言われ、円筒絞りやバーリング等の加工において、製品側面を板厚より小さなクリアランスの型の中へ強制的に加工品を通過させて形状の側壁の厚さを薄くすることで、円筒度や真円度を良くし、しごかれる事によって表面の仕上がりを良くします。
軽いしごき加工は、絞り加工の金型でクリアランスを小さくする事により、絞りと同時に行う事ができます。
●しごき加工のポイント
しごき加工は、プレス金型と材料が高い圧力で接触し摺動することで、局部的に摩擦・応力変化による急激な温度上昇が生じます。この発生した熱に起因する不具合として「焼き付き」や「かじり」が挙げられますが、この不具合を緩和させるために、適切な金型素材の選定、並びにプレス加工油の選定が重要となります。
<金型素材の選定>
しごき加工の材料挿入部は特に耐摩耗性が必要になりますので、超硬合金、滑り特性のある高硬度合金、また熱処理を行った高硬度工具鋼などが用いられ、更に表面硬化処理としてコーティング処理、窒化処理なども施される場合があります。
<プレス加工油選定>
プレス加工油は高い圧力で接触し摺動する際に生じる摩擦・温度上昇を緩和し、金型と材料を保護する目的で使用されますが、この加工油の仕様によってプレス製品の品質が大きく左右されます。低粘度のものから高粘度のもの、また加工特性に応じた添加剤を含んだものなど、各メーカーから販売されている様々な加工油特性を理解し、プレス金型の仕様・加工プロセス・材料仕様に応じた最善のものを選定することが大切です。
●しごき加工の目的
・絞り加工で側壁の板厚を薄く、均一にする。
・側壁の板厚を均一化させ、製品の強度が向上する。
・絞りを深くし円筒の真円度、寸法精度、表面粗さが向上する。
・バーリングでのしごきは内径、外径の寸法精度が向上する。
・数回の絞り加工で出来た側壁に生じたくびれ(リングマーク)の改善。
※)リングマークとは、絞り加工で生じた板厚が薄くなる部分に現れるリング状の跡
『プレス表面処理一貫加工.com』ではパンチング加工、並びに精密部品の順送プレス加工における金型設計製作、プレス加工、めっき、各種表面処理を一貫して行っておりますので、コスト削減はもとより、もの造りにおける全てのプロセスをご提案させて頂きます。お困りの案件がお有りでしたらお気軽にお問い合わせ下さい。

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