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プレス表面処理一貫加工.com

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ベーキング処理を活用した水素脆性対策

Before

めっき工程(湿式)では、様々な水溶液層に製品(金属素材)を浸漬させて処理を行いますが、その過程で発生した水溶液中の水素イオンが、金属素材内に吸収されることで素材自体の靭性が低下し、もろくなることがあります。この現象は水素脆性と呼ばれ、別名『遅れ破壊』という大変深刻な問題を引き起こします。金属は大きな力を受けることにより変形し、最終的に破壊(破断)へ至りますが、『遅れ破壊』は金属が静的負荷による変形が無いまま突発的に破損を引き起こす現象で、特に高炭素鋼や、熱処理などで硬度を高めた金属に発生しやすい事象です。そのため強度が求められる製品に対しては、めっきを施すことによる強度悪化が懸念され、めっき品質としての強度対策が必要です。(上図は、複数ある水素脆化の原因の一例)

コストダウン事例

After

水素脆性の対策として、めっき処理後にベーキング処理を行う方法があります。ベーキング処理とは、加熱処理の一種で金属材料に吸収された水素を熱処理により除去することが目的となります。製品材質やめっき厚み、大きさにより、処理時間、処理温度は異なりますが、適正な温度域で一定時間処理を行うことで、水素除去の効果が得られます。

水素脆性は鋼材に水素が吸収されることによって鋼材が脆くなる現象です。めっき工程おける酸洗い、めっき処理等でも被めっき物(金属製品)が水素を吸収してしまうことから、めっきが施された後、前触れもなく突然破断、破損するなど、様々なトラブルに発展する可能性があります。このめっき工程における水素脆性対策のひとつとして、めっき後にベーキング処理(加熱処理)を施し、製品に吸収された水素の除去処理を行う方法があります。プレス表面処理一貫加工.comでは水素脆性対策を目的としたベーキング処理の実績が多数ありますので、めっき後の製品強度等でお困りのことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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